このような症状の方は大腸カメラ検査を受けましょう
- ・便鮮血陽性 肉眼的出血
- ・腹部の著名な膨満
- ・肉親に大腸がんの人がいる
- ・乳がんなど他のがんの治療をした
- ・50歳をこえて一度も内視鏡をしたことがない方
このような方は大腸カメラ検査を受けましょう。大腸がんが手遅れの形で見つかる前に大腸カメラ検査を行って早期発見、治療をすることが重要です。
内視鏡検査予約と肛門科診療ならみやけ医院/北見市本町3丁目7-21
このような方は大腸カメラ検査を受けましょう。大腸がんが手遅れの形で見つかる前に大腸カメラ検査を行って早期発見、治療をすることが重要です。
腸管の粘膜面には感覚がないため大腸の病気は自分で気づくことができません。内視鏡検査で実際に粘膜を確認することで病気の早期発見ができます。大腸がんになるまで数年は良性のポリープであるとかんがえられています。その間に内視鏡検査を行うことで大腸がんを事前に回避できるのです。
しかし症状がでてからでは遅いかもしれません。
鎮静剤を使用して痛みの少ない楽な内視鏡検査を目指しています。鎮静剤の効果は個人差がありますが半数以上の方は検査を受けたことも自覚なく終了します。検査終了後は十分お休みいただいてから説明して帰宅していただきます。
大腸カメラ検査の際に、大腸ポリープがあった場合は可能な限りその場で切除を行います。(安全な基準を満たす場合)
すこし大きいポリープやリスクのある患者様の場合は後日安全な対策をたてるため日をかえたり北見赤十字病院消化器内科と連携して切除するようにすることがあります。
大腸癌の手術の必要性や大きすぎるポリープがみつかった際にはすぐ連携が取れている医療機関に紹介が可能です。常に連携力を強化し、患者様に対して迅速な治療が提供できる環境を大切にしています。
電話、またはご来院いただいて検査の予約をいれていただきます。受診日の指示がありますので一度受診していただきオリエンテーションをうけていただきます。
検査の説明、医師の診察をうけていただき、状況によって必要な血液検査、画像診断、心電図等の事前検索を施行します。下剤の説明をうけて当日の来院時間を打ち合わせます。
当日の来院時間をご確認ください。他院で投薬がある場合には事前におしらせください。特に、ポリープ切除するには抗凝固剤(さらさらの薬)の事前の確認が必要です。
当日来院後、排便の状況を確認して、必要であれば浣腸などの処置を追加することがあります。
前日21時までは消化のよいお食事をお取りください。オリエンテーションの時に避けたよい方がよいお食事の表を渡しますで参考にしてください。特に便通の悪い方は2〜3日前から気をつけていただけたら助かります。
前日 就寝前に必要に応じて下剤を服用していただきます。
当院の下剤はのみいやすい味のものを採用していますが、錠剤タイプや他の味の下剤も選んでいただけます。
ご自宅で下剤をのまれる方は指示通りの時間に服用して、排便がおちついたらご来院ください。
便通がおもわしくない場合にはお早めに連絡ください。
遠方の方や、便通の特にわるい方は午前中に来院していただき院内で下剤を服用していただきます。
来院後、便の性状、体調を確認したあと待合室でお待ちいただきます。
検査の順番になりましたら検査ベッドにご案内します。
その後鎮静剤をいれる静脈に点滴ルートをとり、検査開始まで横になりがら待機していただきます。
検査前室でストレッチャーに横になってもらい、点滴をして準備をします。
検査室にそのまま移動して鎮静剤を静注して検査を行います。
検査終了後、ストレッチャーのまま休んでいただきます。約1時間程度で鎮静がさめてきますのでその頃に看護師が訪問し状態を確認。安全であればおきていただきます。
ポリープ切除した場合には充分安静にしてすこし長めに経過をみます。ぼーっとする患者様には談話室の椅子で安全な状態になるまで休んでいただけます。
診察室で医師から写真をみながら検査の内容の説明をうけていただきます。
その後、充分鎮静がさめてからご帰宅いただきます。
当院では安全で小さいものは大腸内視鏡検査の時点でできるだけ切除するようにしておりますが5ミリ大以上のものや、サラサラのお薬をのんで出血のリスクが予測される場合には後日あらためて日帰り手術として切除する場合があります。(入院が必要な大きさの物、サラサラのお薬2剤以上のんでる方はガイドラインにそって入院できる施設にご紹介させていただくことがあります。)
来院までの流れは大腸カメラ検査の流れと同様です。
来院時間は事前にご確認ください。(おおよそ10時頃です。)来院後、全身状態の確認後お部屋にご案内します。病衣に着替えてお待ちください。便の性状を確認して必要があれば下剤を追加したり、浣腸の処置をおこないます。おちつきましたらベッドでやすんでいただき点滴をします。
11時頃に検査室にご案内します。入室後、ベッドに左下に横向きにねてもらいます。血圧計をまき測定します。準備が整いましたら点滴より鎮静剤を静脈注射して軽く寝たような状態で手術がはじまります。
ポリープ切除術はポリープの場所、数でかわりますが通常20分~30分程度です。終了後は病室で点滴しながらしばらく経過をみます。鎮静剤が覚めるまで1~2時間程度かかります。
全身状態がおちつき、安全を確認してから画像で結果の説明があります。(おおよそ午後4時頃になります)組織検査の結果は通常10日後程度かかりますので後日受診を御願いします。説明を受け、安全を確認してから帰宅していただきます。
手術の内容によっては翌日来院していただいて診察があります。
その他、ご不明なこと、心配なことがありましたら遠慮なくスタッフにご相談ください
大腸カメラ検査は保険が適用される検査です。保険が適用される症状をお持ちかどうか確認する必要がありますので、まずは一度外来受診をされてください。
保険:1割負担 | 保険:3割負担 | |
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大腸内視鏡検査(観察のみ) | 2,000円前後 | 6,000円前後 |
大腸内視鏡検査+生検+病理組織検査 | 3,000円〜5,000円前後 | 9,000円〜15,000円前後 |
胃内視鏡検査+ポリープ切除+病理組織検査 | 7,000円〜10,000円前後 | 20,000円〜30,000円前後 |
以下の病気が考えられる時には大腸カメラを積極的に受けましょう。
消化管出血、便がうまくでない、腹痛、著名な腹部膨満などの症状があります。
40代以上、がん家系の方、以前と排便習慣の変わった方。
腸管への血流が動脈硬化などで悪くなった場合に腸管がただれて出血、腹痛をきたします。寒い時期、比較的ご高齢の患者様によくみられます。
免疫機構の問題で腸管粘膜がただれる病気で、現時点で完全な治療法がない難病。腹痛、下痢、出血などを来して来院することが多い。潰瘍性大腸炎とクローン病が代表的なもので比較的若い方に増えている。
おしりの病気で出血を来した場合、大腸がんや他の腸管の疾患を除外するためにも内視鏡検査をうけることがとても重要です。
大腸は内側には感覚がありませんが、壁がのびたり、ねじれると痛みが生じます。当院では基本的に全例で鎮静剤と必要に応じて鎮痛剤の静脈注射をおこなっており、半分眠ったような状態で大腸カメラ検査を受けていただくため、基本的につらい痛みはありません。薬の効果には個人差がありますので痛みを感じるような場合には状況に応じて安全を配慮した上で鎮静剤追加投与をしています。稀に鎮静剤が使用できない方がいらっしゃいますが、その場合は痛みがないよう最大限配慮致します。
下剤は様々な種類を用意していますのでご相談ください。また慣れている方には自宅で下剤を飲むことをおすすめしておりますが、それが困難な場合や不安が強い患者様は院内で下剤を服用することが可能です。状況をスタッフが確認しながら安全にのむことができます。
便通が悪くて十分排便がでない患者様については追加で浣腸などの処置をしておりますので不安な場合はまずご連絡ください。
鎮静剤を使用した場合、その日は乗用車の運転をやめるようにお願い申し上げます。
来院される際は送迎をご家族の方にしてもらおうようにしてください。また、ポリープを切除した場合は一定期間(通常3日程度)安静にお過ごし下さい。アルコールや刺激物も控えていただくようお願いします。
胃や腸の中は自分で見ることはできません。そして感じることもできません!
少しでも不安を抱えている方がいっらっしゃいましたら、お一人で悩まずぜひ当院で検査されてはいかがでしょうか?