松永副院長のカンボジア便り 1
2月末にカンボジアへ渡った松永副院長、2シーズン目は早速 大きな手術を担当するなど忙しく働いているようです。
少しづつ様子が伝わってきていますので、松永副院長のカンボジア日記 シーズン2 =カンボジア便りとしてこちらでお知らせしていこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。
こんばんは。ご無沙汰しております。皆様お元気でしょうか?
私は何とか元気に働いています。
先週、当院初めてとなる膵臓手術(13cm径膵嚢胞に対し膵体尾部切除)を行いました。
みんなを集めてたどたどしい英語でレクチャーし、使う糸の1本1本まで入念に打ち合わせして、手術は大過なく終わりました。
それはそれで嬉しかったのですが、もっと何倍も嬉しかったことがありました。
別の手術で腸管を吻合する際、初めてカンボジア人医師にやってもらいました。
上手く縫合できて、私が「beautiful anastomosis!」と言うと、彼はこぼれんばかりの笑顔を見せてくれました。
私は目頭が熱くなりました。去年の牛の腸管吻合練習からの流れで、彼は初めて人の腸管を縫ったのでした。
こんなうれしい瞬間があれば、それだけでカンボジアに来てよかったと思います。
三宅先生をはじめ皆様のお陰です。ありがとうございます。
どちらも術後経過は順調です。