松永副院長のカンボジア便り 1 「カンボジアで嬉しい瞬間」
『 2022/2月末にカンボジアへ渡った松永副院長
2シーズン目は早速 大きな手術を担当するなど
忙しく働いているようです。
少しづつ様子が伝わってきていますので、松永副院長のカンボジア日記
シーズン2 =カンボジア便りとしてこちらでお知らせしていこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。 』
こんばんは。ご無沙汰しております。
皆様お元気でしょうか?
私は何とか元気に働いています。
先週、当院初めてとなる膵臓手術
(13cm径膵嚢胞に対し膵体尾部切除)を行いました。
みんなを集めてたどたどしい英語でレクチャーし、
使う糸の1本1本まで入念に打ち合わせして、
手術は大過なく終わりました。
それはそれで嬉しかったのですが、
もっと何倍も嬉しかったことがありました。
別の手術で腸管を吻合する際、初めてカンボジア人
医師にやってもらいました。
上手く縫合できて、私が「beautiful anastomosis!」
と言うと、彼はこぼれんばかりの笑顔を見せてくれました。
私は目頭が熱くなりました。
去年の牛の腸管吻合練習からの流れで、
彼は初めて人の腸管を縫ったのでした。
こんなうれしい瞬間があれば、それだけで
カンボジアに来てよかったと思います。
三宅先生をはじめ皆様のお陰です。
ありがとうございます。
どちらも術後経過は順調です。