松永副院長 カンボジア医療支援日記EX.
皆様お疲れ様です。
カンボジアは昨日のスコールがウソのような快晴です。
3月後半からコロナ感染が拡大し、プノンペンをはじめ数市町村のロックダウンが続いています。州(日本でいえば県)を越える移動の禁止、酒類売買の禁止等が厳しく守られており、私も病院のあるウドン地区に軟禁状態です。
先週から手術が中止となりました。当院は小児がんセンターと成人病棟の2つに分かれていますが、小児がんセンターの方が多くの寄付を集めておりメインの施設です。いまも多くの子供たちが抗癌剤治療を続いています。この子供たちをコロナから守ることを最優先するとの方針から、成人病棟の閉鎖、全手術中止となりました。
手術するためにカンボジアに来た私としては、行き場を失っています。手術を待ちわびる患者さんは多数いますが、手術再開のメドはたっていません。いまは外来診療のみを細々と続いております。カンボジア入国以降最大の窮地といえます。まずは少し様子を見ます。