松永副院長のカンボジア便り 2024-4 代車①
150km離れた無医村にスタッフ11名で出張診療に出かけたときのことです
目的地の手前70kmでみんなを乗せたワゴン車が突然故障して動かなくなりました
のどかな片田舎の国道でした
予定の診察が出来なくなるのでは? 不安がよぎったのは私だけで、他に誰も動じる者はなく、「お前歩いて行け」などとじゃれ合っているだけでした
運転手は、車から降りて路肩に立ち、手を挙げて、たまたま通りかかった別のワゴン車(他人)を止め、何やら交渉を始めました
看護師たちは、誰もいなくなったかと思うと、近くに屋台を見つけ、ココナッツの美味しいスイーツを買ってきてくれました
(つづく)